運輸安全委員会 事故調査報告について
2020/10/29
プレスリリース
本日、運輸安全委員会から2019年1月16日に発生した、弊社加茂宮駅・鉄道博物館駅間における列車脱線事故に関する事故調査報告書が公表されました。本件事故では、幸いにもお怪我をされたお客さまはいらっしゃらなかったものの、ご利用のお客さまをはじめ、大勢のみなさまにご迷惑とご心配をおかけしました。ここに改めて深くお詫びを申し上げます。
現在、弊社では既に本件事故に対応した対策を以下のとおり実施しているところですが、運輸安全委員会からの事故調査報告を受け、二度とこのような事故を起こさぬよう必要な対策を確実に実施してまいります。
緊急対策
事故直後から緊急対策として以下の取組みを実施しています。
- 乗務員は乗務前に車両状態(傾き)を目視により確認する。
- 列車検査時にタイヤ摩耗状態を確認する。
- 列車検査時に異常を認めた時は速やかにタイヤを交換する。
- その他、異音発生時の検査の徹底
恒久対策
緊急対策と併せて、恒久対策として以下の取組みを実施しています。
- タイヤ内圧監視装置の導入(2020年度中に全編成に導入予定)
- 車両検査(全般検査、重要部検査、月検査)でのタイヤ溝測定箇所の追加
- タイヤ交換時期の検討方法見直し